家畜にかかるウイルス性伝染病のひとつ口蹄疫の解説、消毒方など。
口蹄疫に感染する動物って?
豚、牛、水牛、山羊、羊などの蹄が二つに割れている偶蹄目(ぐうていもく)の動物や、
ハリネズミ、ゾウなどに感染します。
農林水産省によると、感染した家畜から作られた
食品を食べたとしても、人には感染しないとされています。
近年、日本では2000年と2010年に宮崎県の牛から感染が見つかっています。
感染するとどうなるの?
家畜に感染すると、蹄の付近や口の中に水泡ができ、痛みでエサが食べられなくなります。
また蹄の付近にできた水泡が破けて傷になると、歩けなり衰弱してしまいます。
やせ衰えた家畜は、商品価値が下がるため畜産農家には大変恐れられている伝染病なのです。
ウイルスが見つかった場合、家畜は焼却処理されます。
ウイルスの感染力って?
感染した家畜からは一日数億個ものウイルスが放出され、
数個で他の家畜に感染させるという強い感染力を持ちます。
感染経路は感染した家畜の皮膚や糞尿を媒体としてうつります。
また、ウイルスは夏で4週間、冬で9週間も生存しているため、
人の服、車、他の広範囲で移動する動物などを介して広範囲に広がっていく恐れがあります。
消毒薬って何を使うの?
消毒には、消石灰、炭酸ソーダ、塩素系の消毒薬などが使われています。
口蹄疫のウイルスがアルカリ性や酸性のものに弱いためです。
ウイルス発生の地区の消毒には、環境に負担の少ない消石灰でおすすめですが、
車や長靴のウイルスを駆除するには、液状の消毒薬が必要不可欠です。
2010年に発生した宮崎県の口蹄疫感染では、二ヶ月で約20万近くの牛を処分しています。
もっと詳しく知りたい
宮崎県:口蹄疫に関する情報提供
宮崎県による口蹄疫の対処に関する情報、車両消毒ポイントなど。
農林水産省/宮崎県の口蹄疫に対する防疫措置について
2000年と2010年の対処の比較、被害が拡大した原因など。