奇病・クールー病の基本情報、症状、感染の原因など。
クールー病とは?
クールー病とは、クロイツフェルト・ヤコブ病の一種といわれています。
パプアニューギニアのフォアと呼ばれる現地の民族が、クールー病にかかり数千人が死亡したことから知られるようになりました。
手足が震え、やがて認知症のような症状が出て、死亡する・・・フォアの多くの人たちが命を落としました。
感染の原因は?
フォアの人たちは、亡くなった人たちの魂を慰めるために、亡くなった人間の人肉を食べるという風習があり、葬儀に参列したものがバナナの葉に人肉を包んで焼いて食べていたようです。
数千人の多くは、女性だったのですが、人肉を食す時、女性と子供は脳と内臓を食べるという役割で、その脳を食べたことから、クールー病が感染したのです。
既に、人肉を食べる風習はなくなっているため、クールー病の発症はほとんどなくなっています。
症状は?
クールー病の症状は、手足が震え、方向感覚などを失い、話をすることも食べ物を噛むこともできず、そのうち意識障害を起こし、死に至ります。
BSE(牛海綿状脳症)に感染した牛を食べたことが原因とされる新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の症状も、手足が震え、思考することができなくなり、ものを食べることもまともに話をすることもできなくなり、やがて死に至るという、クールー病と同じ症状をたどることが分かっています。
新変異型の場合も、人肉を食べていたことが原因とみられるクールー病も、現在、まだ死者が出ていることから、潜伏期間は半世紀とも言われています。
もっと詳しく知りたい
潜伏期間は半世紀 / パプアニューギニア
2004年に毎日新聞で取り上げたクールー病に関する記事です。今後の犠牲者のピークの予想など、研究者の見解も載っています。
牛海綿状脳症(BSE)と(新)変異型クロイツフェルト-ヤコブ病について
どんな病気なのか、予防策はどうすればいいのかなど、変異型クロイツフェルト-ヤコブ病についての説明が載っています。